インナーガレージとは?
インナーガレージとは、建物と一体になったガレージのことです。「ビルトインガレージ」と呼ばれることもあります。
屋外駐車との大きな違いは、
- 雨に濡れずに出入りできる
- 防犯性が高い
- 車やバイクを保管しやすい
といった点です。
車やバイクが趣味の方はもちろん、子育て世帯からも人気があります。
一方で、
- 建築費用が上がる
- 間取りが制約される
- 広い土地が必要になる
といったデメリットもあります。
結論として、インナーガレージは「しっかり考えて作れば最高、なんとなく作ると後悔しやすい設備」だと私は感じています。
インナーガレージのメリット・デメリット
メリット
インナーガレージの主なメリットは以下のとおりです。
- 雨の日でも濡れずに出入りできる
- 防犯性が高い
- 車やバイクの保管環境が良い
- 買い物や子どもの乗せ降ろしが楽になる
- 趣味空間としても活用できる
特に子育て世帯にとっては、ベビーカーや荷物を運ぶ際の利便性は想像以上です。
デメリット
一方でデメリットもあります。
- 建築コストが上がる
- 居住スペースが減る
- 音やにおいの対策が必要
- 固定資産税が上がる可能性がある
見落としがちですが、ガレージを作るということは、その分だけ居住空間を削るということでもあります。
インナーガレージの費用相場
インナーガレージを検討する際に気になるのが費用です。
広さや仕様によって大きく変わりますが、一般的な目安は以下のようになります。ハウスメーカーによって変わると思いますので、インナーガレージを検討する場合は、早めに相談しておきましょう。
| ガレージの規模 | 費用目安 |
|---|---|
| 1台用 | 100〜300万円 |
| 1台+収納スペース | 200〜400万円 |
| 2台用 | 300〜500万円以上 |
さらに、
- 電動シャッター
- オーバースライダー
- 照明
- コンセント
- 換気設備
などを追加すると費用は上がります。
我が家では、当初オーバースライダーの電動シャッターを採用予定でしたが、間取りの都合上、オーバースライダーの採用は見送ることとなりました。ガレージについては複数社に見積を取り寄せたり、ショールーム見学に行ったりもしたので、今後別の記事で詳しく紹介する予定です。
ガレージ関連の設備だけでもそれなりの金額になりますので、早い段階で予算を把握しておくことが大切です。
実体験|想像以上にハードルが高かった
実際に家づくりを進めて感じたのは、ガレージは単なるオプションではないということです。
ガレージを付ける前提でハウスメーカーに相談したところ、大手メーカーでは総額1億円を超える提案を受けたこともありました。建売住宅や規格住宅を勧められたこともあります。
また、当初は駅徒歩15分以内を条件に土地を探していました。しかし、ガレージを作ろうとすると必要な土地面積が増えます。
結果として、
- 駅距離
- 土地の広さ
- 予算
のバランスを何度も見直すことになりました。ガレージは家づくり全体に影響する要素だと強く感じています。
インナーガレージが向いている人・向いていない人
向いている人
- 車やバイクが趣味
- 子育て世帯
- 雨の日の利便性を重視したい
- 趣味空間を作りたい
- 防犯性を高めたい
向いていない人
- コストを最優先したい
- 居住スペースを広く取りたい
- 土地に余裕がない
- 車をほとんど使わない
インナーガレージは誰にでもおすすめできる設備ではありません。だからこそ、「憧れ」だけではなく、自分たちの暮らし方に本当に必要かを考えることが重要です。
間取りの考え方|満足度を左右するポイント
動線設計が最重要
インナーガレージは動線設計が非常に重要です。
例えば、
- ガレージ → 玄関
- ガレージ → 土間収納 → キッチン
といった動線を作ることで日常生活が快適になります。
我が家の間取りの工夫
現在計画中の我が家では、
- ガレージ → 土間収納 → 玄関
- 廊下からガレージが見える設計
を採用しています。
買い物帰りの荷物運びが楽になるだけでなく、ガレージ自体をインテリアの一部として楽しめるのも魅力です。
音・におい対策も重要
ガレージが生活空間に近すぎると、
- エンジン音
- シャッター音
- 排気ガス
が気になることがあります。
扉や換気計画も含めて検討することが大切です。
インナーガレージに必要な広さ
広さは後悔しやすいポイントの一つです。目安は以下のとおりです。
| 用途 | 推奨広さ |
|---|---|
| 軽自動車1台 | 10〜12畳 |
| 普通車1台 | 12〜15畳 |
| SUV+作業スペース | 15〜18畳 |
| 2台駐車 | 20畳以上 |
実体験|我が家は約15畳
我が家では、
- SUV1台
- バイク1台
- 作業スペース
を確保するため、約15畳で設計しています。
また、こだわったのは、車を出さなくてもバイクを出せる配置です。
図面上では十分に見えても、実際の広さは体感しないと分かりません。展示場やオーナー宅訪問で実物を見たことで、必要な広さのイメージがかなり具体的になりました。
よくある失敗例
広さが足りない
- ドアが開けにくい
- 作業スペースがない
最低限のサイズで作ると後悔しやすいです。
換気・におい対策不足
- 排気ガスがこもる
- 室内ににおいが入る
設計段階での検討が重要です。
コストの見積もりが甘い
- シャッター費用
- 電気設備
- 換気設備
など見えない費用も発生します。
間取りとのバランスが悪い
ガレージを優先しすぎると、
- LDKが狭くなる
- 収納が不足する
といった問題につながります。
実体験|一番悩んだのは広さと間取りのバランス
私たちが最も悩んだのは、ガレージの広さと居住空間のバランスでした。
ガレージが1階の大部分を占めるため、
- LDK
- 収納
- 水回り
- 動線
との兼ね合いを何度も検討しました。
ガレージを作ると、その分だけ家の他の部分にしわ寄せが来ます。そのため、「どこにこだわり、どこを妥協するか」を夫婦で話し合うことが非常に重要だと感じています。
おすすめの設計ポイント
シャッターは電動がおすすめ
毎日使う設備なので、利便性が大きく変わります。我が家では電動シャッターを採用予定です。
収納スペースを確保する
- 工具
- タイヤ
- 洗車用品
- アウトドア用品
などを収納できるスペースがあると便利です。
将来も見据える
- 車のサイズ変更
- EV充電設備
- 子どもの成長
なども考慮しておくと後悔しにくくなります。
正直な本音|ガレージを作る前に考えるべきこと
最後に、実際にガレージ付き住宅を計画している立場としての本音です。
インナーガレージを作ると、広い土地が必要になります。その結果、「ガレージがなければ、もっと駅近に住めたかもしれない」「同じ予算でもっと豪華な家が建てられたかもしれない」と感じることもあります。
つまり、ガレージは家づくりの優先順位そのものを左右する存在です。だからこそ、「なんとなく欲しい」ではなく、「他を削ってでも欲しい」と思えるかどうかが重要だと思います。
まとめ|インナーガレージは覚悟で決める
インナーガレージは、
- コスト
- 土地
- 間取り
すべてに影響する設備です。その一方で、暮らしの満足度を大きく高めてくれる魅力もあります。現在、我が家もまだ建築途中です。
実際に住み始めたら、
- 15畳で十分だったのか
- 音やにおいは気になるのか
- ガレージ動線は使いやすいのか
についてもリアルに発信していきたいと思います。
同じようにインナーガレージを検討している方の参考になれば嬉しいです。