家づくりを進めていると、
- 8000万円の家って高すぎる?
- 月々の返済はいくらになる?
- 世帯年収1500万円なら無理なく払える?
と気になる方も多いと思います。
実際、我が家も土地と建物を合わせて約8500万円の家づくりを進めています。
住宅ローンを検討する中で感じたのは、「借りられる額」と「安心して返せる額」は全く違うということです。
この記事では、実際に8300万円の住宅ローンを検討している筆者が、返済額のシミュレーションやリアルな考え方を紹介します。
なお、住宅ローンの基本や金利・ペアローンの考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
【住宅ローン完全ガイド】共働き夫婦のための失敗しない借り方│共働き夫婦のガレージのある家づくり
結論|8000万円の家の返済額は月20万円前後
住宅ローンの返済額は、
- 金利
- 借入額
- 返済期間
で変わります。
今回は
- 借入額:8000万円
- 返済期間:40年
でシミュレーションしてみます。
| 金利 | 月々返済額 |
| 0.7% | 約19万円 |
| 1.0% | 約20万円 |
| 1.5% | 約23万円 |
| 2.0% | 約24万円 |
※概算、ボーナス返済なし
結論として、8000万円の家を購入する場合、月々20万円前後の返済になるケースが多いです。
実体験|我が家の返済計画
現在の計画は以下のとおりです。
- 総額:約8,500万円
- 頭金:約200万円
- 借入予定:約8,300万円
- 返済期間:40年
- 変動金利:約1.0%
- ボーナス返済:20%
現時点では、毎月の返済額を抑えるためにボーナス返済も活用する予定です。
ただし、ボーナスは会社業績や景気によって変動する可能性があります。そのため、「ボーナスが減っても返済できるか」という視点でもシミュレーションしました。
ボーナス返済を利用すべきかは、我が家も悩みました。ボーナス返済を使えば毎月の返済額は下げられます。
一方で、
- 転職
- 育休
- 景気悪化
などでボーナスが減る可能性もあります。特に共働き世帯は、子どもの誕生や働き方の変化によって家計が大きく変わることもあります。そのため、「ボーナス前提でないと返済できない」状態にはしないよう意識しています。
金利上昇で返済額はどう変わる?
想定より金利が上がった
住宅ローンを検討し始めた頃は、変動金利で0.7%台の商品もありました。しかし、土地探しやハウスメーカー選びを進めている間に金利は上昇。現在は1.0%前後で考えています。
家づくりは数か月〜1年以上かかるため、検討中に金利が上がるリスクを実際に体験しました。
金利0.7%と1.0%ではどれくらい違う?
借入額8300万円・返済期間40年の住宅ローンの場合、概算では、0.7%と1.0%の差でも総返済額は数百万円単位で変わります。
家づくりではキッチンや外構の数十万円は気にするのに、金利の差は見落としがちです。実際に比較してみて、金利の影響力の大きさを改めて実感しました。
8000万円の家はどんな人が買う?
一般的には、
- 世帯年収1200万円以上
- 共働き
- 首都圏
というケースが多いと思います。ただし重要なのは、年収ではなく返済比率です。
年収別の目安
| 世帯年収 | 一般的な評価 |
| 1000万円 | やや負担大 |
| 1200万円 | 検討可能 |
| 1500万円 | 現実的 |
| 2000万円 | 比較的余裕あり |
※家族構成や教育費による
借りられる額と借りていい額は違う
銀行は想像以上にお金を貸してくれます。しかし、借りられる額=安全に返せる額ではありません。
住宅ローンだけでなく、
- 固定資産税
- 修繕費
- 教育費
- 車の維持費
も必要になります。
我が家も、「銀行が貸してくれるから大丈夫」ではなく、「将来も返せるか」を基準に考えています。
住宅ローンの借入額や金利タイプ、ペアローンの考え方については、以下の記事で詳しくまとめています。
【住宅ローン完全ガイド】共働き夫婦のための失敗しない借り方│共働き夫婦のガレージのある家づくり
8000万円の家を買って後悔しやすい人の特徴
住宅ローン以外の費用を考えていない
家を買うと、家具・家電の購入費用や引っ越し費用など追加費用も発生します。
また、以下のような費用も今後かかってくるので住宅ローンだけ見ていると危険です。
- 固定資産税
- 火災保険
- 家具家電
- 修繕費
共働き前提でギリギリまで借りる
我が家も共働きですが、将来も同じ働き方が続くとは限りません。今後、妻は育休取得を予定しておりますし、今後も産休・育休の取得や時短勤務の可能性もあります。今と同じ収入状況が続くという前提ではなく、あらゆるケースを想定して検討しました。
金利上昇を考えていない
私たち夫婦は金融業界で働いているため、日銀会合や金利動向のニュースは普段からよく見ています。
実際に家づくりを始めた当初は変動金利0.7%台の商品もありましたが、土地探しやハウスメーカー選びを進めている間に住宅ローン金利は1.0%前後まで上昇しました。
「家づくりをしている間にも金利は上がる」ということを身をもって体験したため、今後も一定の金利上昇は前提にして返済計画を立てています。
正直な本音|世帯年収1500万円でも不安はある
住宅ローンの審査では問題なく借りられそうです。しかし、「借りられる」と「安心して返せる」は別の話です。
特に、
- 子どもの教育費
- 金利上昇
- 将来の働き方
を考えると、不安がゼロになることはありません。現在は、わくわく7割不安3割というのが正直な気持ちです。
まとめ|8000万円の家は返済額だけで判断しない
8000万円の家を購入すると、月々の返済額は20万円前後になるケースが多いです。※ボーナス返済なしの場合
しかし、本当に重要なのは返済額だけではありません。
- 共働きが続くか
- 金利が上がったらどうするか
- 教育費をどう考えるか
まで含めて考える必要があります。
月々20万円だから大丈夫ではなく、10年後・20年後も払い続けられるかを考えることが大切です。
我が家も現在進行形で住宅ローンを検討していますが、一番大切だと感じるのは、「借りられる額」ではなく「安心して返せる額」を基準にすること。これから8000万円前後の家を検討している方の参考になれば嬉しいです。
今回は「8000万円の家を買った場合の返済額」に焦点を当てて紹介しました。住宅ローン全体の考え方や、ペアローン・金利選びについて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。